Yokohama, Japan — 9月 21, 2021
AlmaとPrimoVEは、国立情報学研究所図書室にワンストッププラットフォームを提供し、研究者の冊子および電子リソースのアクセスとディスカバリーを強化します。
ProQuestの会社であるExLibrisは、AlmaライブラリサービスプラットフォームとPrimoVEディスカバリーソリューションが、国立情報研究所(NII)図書室で稼働したことを発表しました。 Almaは情報学という新しい学術分野での「未来価値創成」を使命とするNIIをサポートします。
AlmaおよびPrimoVEを採用する以前は、NII図書室は冊子を管理・提供する図書館システムと電子リソースを管理・提供するシステムをそれぞれ利用していました。これらのシステムは相互の連携が不足していたため、研究者が学術コンテンツを簡単に見つけることが課題でした。Almaへの移行により、図書室のシステムが一元化され、研究者の学術リソースへのアクセス効率が向上しました。

冊子と電子リソースの管理・提供が一つになることで、業務フローはシンプルになり、研究者からも所蔵資料と契約する電子リソースを一つのサービスで検索でき使いやすくなったと反応をいただきました。
「NII図書室は2名の委託職員を中心に運用する小さな図書室です。冊子と電子リソースの管理・提供が一つになることで、業務フローはシンプルになり、研究者からも所蔵資料と契約する電子リソースを一つのサービスで検索でき使いやすくなったと反応をいただきました。」とNIIの片岡 真氏はコメントしています。「さらに、2022年春に稼働予定の電子リソース管理サービスとのデータ連携によって、電子リソースのタイトルリストや利用条件等の管理・提供がより正確で簡便なものになることを期待しています。」
Oded Scharfsteinは次のように述べています。「AlmaとPrimoVEの採用により、NII図書室において、電子リソース、リンクリゾルバー、ナレッジベース、ディスカバリーといった、これまでの業務を管理していた無数のライブラリー・リソース・システムの置き換えができたことを嬉しく思います。NIIによるこの戦略的な動きが日本の大学図書館の将来に影響を与えることは間違いありません。」
国立情報学研究所について
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)は、情報学という新しい学術分野での「末来価値創成」を使命とする国内唯一の学術総合研究所です。情報学における基礎論から、人工知能、ビッグデータ、IoT(Internet of Things)、情報セキュリティといった最先端のテーマまで、長期的な視点に立つ基礎研究、ならびに、社会課題の解決をめざした実践的な研究を推進しています。また、学術情報ネットワーク「SINET5」等の学術研究コミュニティ全体の研究や教育活動に不可欠な学術情報基盤の構築・運用、学術コンテンツやサービスプラットフォームの提供等の事業を展開・発展させ、事業を通じて得られた知見と学術研究から得られた知見を相互にフィードバックすることにより、最先端技術を利用した事業を行っています。
Ex Librisについて
ProQuestの会社であるEx Librisは、機関とその個々のユーザーが知識を作成、管理、共有できるようにするクラウドベースのSaaSソリューションの大手グローバルプロバイダーです。 Ex Librisは、顧客や幅広いコミュニティと緊密に協力して、図書館の生産性を高め、研究活動の影響を最大化し、教育と学習を強化し、学生のモバイルエンゲージメントを促進する革新的なソリューションを開発しています。 Ex Librisは、90か国で7,500を超える顧客にサービスを提供しています。詳細については、当社のWebサイトを参照し、LinkedIn、YouTube、Facebook、およびTwitterに参加してください。
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